【小学生向け】失敗談も公開!お絵かき画材の選び方 学年別おすすめ

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画材の選び方ガイド アナログイラスト

この記事はイラストや漫画を描くのが好きな子の「絵を描く」「色を塗る」「紙や消しゴム」について、小学生向けに学年にあったものを解説します。

子どものころから絵が好きで、今は娘と一緒にお絵かきを楽しむ一般主婦です。

子どもの要望と価格を考えながら購入し、失敗した経験があるため、皆さんが同じ失敗をしないための参考にしてもらえたらと思います。

こんな方におすすめの記事

・ 子どもが絵を描くのが大好き
・ 子どもの画材、何を買えばいいか迷う
失敗したくない(無駄買いNG!)
・ 今の学年に合う道具を知りたい

このブログの目次的な記事でもありますので、我が子の状況にあったものを知りたい方はお役立てください。

小学生向け画材3つのポイント

「子どもが絵を描くのが好きで、何か買ってあげたいけど何を買ったら良いかわからない」や「子どもがほしがるものが高くて、買うかどうか迷っている」と思ったことはないでしょうか。

調べたり、実際に使って失敗したり、良いものをみつけた経験から、ここでは小学生の子どもが使用する画材を選ぶ、3つのポイントを解説します。

年齢・発達段階に合わせる

子どもの年齢や発達段階に合わせた画材選びは大切です。

年齢や発達段階に合わせて画材を選ぶのは、絵を描く楽しみにも大きく影響します。

ステップ学年目安画材チャレンジの目的
STEP 1低学年鉛筆シャープ、色鉛筆、水彩色鉛筆、よく消える消しゴム安全に楽しく! 道具の扱いに慣れ、自己肯定感を育む。
STEP 2中学年イラストシャーペン、ミリペン、ぬり絵、新しい紙表現の幅を広げる。 線の強弱や色の基礎、テクニック練習。
STEP 3高学年アルコールマーカー、液タブ・板タブ、トレース台、デッサン人形本格的な作品づくり。 構図・陰影・質感など、本や動画を参考に技法に挑戦。

安全性と使いやすさ

画材は対象年齢が明示されていないものも多く、幼いうちは誤飲や口に入ってしまった場合大丈夫か、ということが気になるでしょう。

安全性の目安となる「安全規格」を紹介します。

APマーク(ACMI認証)米国画材・工芸材料協会の「健康障害を起こす危険性がないもの」を保証するマーク(参照:ホルベイン「ラベル表記の見方」
CEマークEU(欧州連合)の安全、健康、環境保護に関する指令や規制に適合していることを示すマーク(参照:NAGASAWA「サクラクレパス。使ったことはあるけれど、意外と知らない画材のひとつです。」
STマーク(日本玩具協会)「安全面について注意深く作られたおもちゃ」と業界が推奨するもの(参照:一般社団法人日本玩具協会「玩具安全(ST)基準」
ASTM消費者製品規格玩具から安全機器に至るまで、あらゆるものが最高水準で設計・製造されていることを保証(参照:ASTM INTERNATIONAL「ASTM消費者製品規格」

目的に合わせる

どのような絵を描きたいかや、どこで絵を描きたいかなど目的に合わせて選ぶことも重要です。

イラストっぽい絵なのか、水彩画なのか、家のどこで描きたいのか、外で描きたいのかなど。

子どもの希望や状況に配慮して選びましょう。

小学校低学年向け お絵描きを安全に楽しく!おすすめ画材

小学校低学年は、まだまだやんちゃ盛り。

いつもの道具に少し変化をつけるだけで、無理なくお絵かきを楽しめます。

・扱いやすいものを選ぶ
・モチベが上がる画材で楽しく
・「楽しい」が最強の成長エンジン

落ち着きがあれば、次の「中学年向け」も参考になります。低学年向け画材は以下のとおり。

描く(線画)鉛筆シャーペン
色塗り色鉛筆・水彩色鉛筆
あると便利よく消える消しゴム

鉛筆シャーペン

鉛筆シャーペンという握り心地が鉛筆に近く、軽いシャーペンがあります。

芯が細く、重さや太さも様々な普通のシャーペンは難しいかもしれませんが、鉛筆シャープであれば1.3などの太さもあり、鉛筆を削る手間を省きながらお絵描きが可能です。

■選び方はこちら■
「おすすめのイラストシャーペン7選 アナログイラストを描くのが楽しくなる!」

消しゴム

上の子が低学年のころ、よくブーブー言っていました。

消しゴムがうまくかけられず、紙がぐしゃっとなって嫌になってしまうんですね。

よく消えると人気の消しゴムを使うと楽に消せ、紙がぐしゃぐしゃにならないかもしれません。

「イラストに使う消しゴムを調査してみた!イラスト用消しゴムのおすすめ9選」で、我が家でおこなった消しゴムどれが消えるか選手権の様子をお届けしています。

色鉛筆・水彩色鉛筆

学校でも色鉛筆を使用していると思いますが、いつもの色鉛筆よりも色数が多い色鉛筆や、水彩色鉛筆はいかがでしょうか。


水彩色鉛筆は、筆でももちろんOKですが、水筆だとより手軽に水彩画風な絵が描けます。

■色鉛筆のおすすめはこちら■

小学校中学年向け 表現の幅を広げる画材

この頃から「もっと上手に描きたい!」という意欲が育ちます。

道具の扱いも安定し、好きなキャラやマンガを描きたい気持ちが出てくる子も。

・テクニック練習に向いている
・表現の幅が広がる
・好きな世界観が強くなる

YouTubeでお絵描き動画を真似したくなる時期なので、表現を広げられる画材を用意してあげましょう。

描く(線画)イラストシャーペン
ペン入れミリペン
色塗り色鉛筆・水彩色鉛筆
練習・表現ぬり絵、スケッチブック・水彩紙

イラストシャーペン

鉛筆での筆記が安定していれば、イラストシャーペンがおすすめです。

重たいと長時間の使用では疲れてしまうので、軽いシャーペンをおすすめします。

■イラストシャーペンのおすすめはこちら■
【イラストシャーペン決定版7選】 「線の安定感」と「長時間の描きやすさ」徹底比較

ミリペン

ミリペンは鉛筆やシャーペンで描いた下書きをペン入れする際に使用します。

インク内蔵型の、ペン先の細さや色に応じて多くのミリペンがあり、太さを変えて線に強弱をつけ表現するものです。

ミリペンはいろんな製品があるため、こちらの記事で5種類の比較で特徴をわかりやすくまとめています。

色鉛筆・水彩色鉛筆

コピックへの興味も出てくる頃かと思いますが、換気も必要なためできれば高学年からがおすすめ、それでも相談のうえ使用する場合は親子で注意してください。

中学年は、色鉛筆や水彩色鉛筆でしっかりと色塗りの基礎や工夫を、と思います。

■おすすめの色鉛筆はこちら■
「小学生におすすめの色鉛筆7選 12色では足りない?100色以上って必要?」

水性マーカーは手軽ではありますが、アルコールマーカーのようなイメージだとムラにガッカリするケースがあると思います。

【色ぬりの練習におすすめ】ぬり絵

イラストを描く際に「イラストを思い通りに描く」や「構図を工夫する」と同時に、カラーであれば「色を塗る技術」が必要になると思います。

まだ思うように線画を描けない時期でも「色を塗る技術」を高める方法が「ぬり絵」です。

「ぬり絵をもっと楽しもう!小学生も大人もときめくぬり絵おすすめ6選」で、子ども向けぬり絵を楽しめなくなったお子さんに、おすすめのぬり絵を紹介しています。

小学校高学年向け 本格的な創作に挑戦する画材&デジタル

高学年になると「もっと本格的に描きたい」「完成させたい」という意識が強くなってきます。

SNSやコンクールに興味を持つ子も出てくるでしょう。

・構図・陰影・質感描写など本格的な技法に挑戦
・紙・ペンの相性を理解し始める
・集中力が伸び、没頭できる

チャレンジしたい気持ちを尊重しながら、環境(道具・スペース・約束事)を整えると、グンと伸びます。

描く(線画)イラストシャーペン
ペン入れミリペン
色塗りアルコールマーカー
練習・表現スケッチブック・ケント紙・水彩紙
あると便利トレース台、デッサン人形
デジタル板タブ・液タブ・お絵描きタブレット

がしかし、親としては金銭的な負担を軽くしたい心情もどうしてもつきまとうもの。

私が失敗したと感じたのは、アルコールマーカーでした。

子どもが「コピックがほしい」と言うので、調べて価格にひるんだ私は「アルコールマーカー」で再検索しました。

そうするとAmazonにはホッとする価格帯のアルコールマーカーがごろごろしていました、なんだ、このなかからどれか買ってあげれば満足するんじゃない?と思ったのです。

口コミなどをみて、そのなかから80色のセットを購入し、子どもはとても喜んで使ってくれました。

ですが、そのうちおこづかいでコピックチャオの肌色を買い始めました

描いたものを見比べてみると、コピックチャオで塗られた肌の方が色が薄くかわいらしく仕上がっていて、ちゃんとどういうものを求めているのか、何が違うのかを理解して買ってあげれば良かったというのが私の失敗談です。

イラストシャーペン

イラストシャーペンは、ペン先が見えやすいように工夫されており、細かい絵が描きやすくなります。

また、ペンによって重さや重心が異なるため、描きやすいと感じるペンもそれぞれでしょう。

うちの子はイラストシャーペンをあげたら、絵を描く時は必ず使用しています。

「言語化はできないけど、普通のシャーペンとはちがう」そうです。

■うちの子おすすめのイラストシャーペンはこの記事で■
「おすすめのイラストシャーペン7選 アナログイラストを描くのが楽しくなる!」

ミリペン

イラストの線は、つけペンもありますが最初はミリペンの方が楽じゃないかなと、お絵描き素人の私は両方を使用してみて思いました。

最初はミリペンでどう細い線や太い線を使い分けるかを考えた方が「手軽にイラストっぽい絵」にたどり着くかなと思います。

■速乾性・線のなめらかさ、強い筆圧に耐えるペン先など、いろいろな観点からおすすめ■
【ミリペン徹底比較】人気2大派閥+描きやすさで選ぶおすすめ5選

アルコールマーカー

換気するといった安全面への配慮、キャップをきちんと閉める、暖房や日当たりの良いところに放置しないなどの管理面の配慮が、高学年になるとできると思います。

アルコールマーカーはネットで検索するといろんな商品が出てきて、ぱっと見では何が違うのかわかりにくいため、この記事をお役立てください。

スケッチブック・ケント紙・水彩紙

描きたいものが漫画なのか、イラストなのかにもよって、適する紙も異なってきます。

漫画が描きたいのであれば、漫画の原稿用紙がケント紙なので、ケント紙で練習するのも良いでしょう。

■紙についてはこちらの記事■
「イラスト紙の選択肢:画用紙や水彩紙、どんな紙が良いの?おすすめ5選」

板タブ・液タブ・お絵描きタブレット

YouTubeでデジタルイラストの作業工程を見れる動画がたくさんあり、子どもたちの「やってみたい!」を大いに刺激します。

デジタルイラストのツールは大きく3種類あります。

直感的に描ける液晶タブレット、姿勢を保持して描ける板タブレット、iPadを代表とするお絵描きできるタブレットです。

我が家では普段板タブレットを子どもが使用しており、お絵描きタブレットでイラストを描いてみたこともあります。

無料のお絵描きアプリもありますが、お子さんが見ている動画で使用しているものが有料のアプリの可能性もあるため、注意が必要です。

板タブや液タブ購入時には、アプリのお試しが特典の場合もあります。

■本記事はアナログ画材がメインのため、デジタルイラストに関しては■
「デジタルイラストを描くには何が必要なのか【iPad・板タブ・液タブ】」

【色塗りの練習におすすめ】ぬり絵

線ももちろん大事ですが、上手に色を塗るのも難しいです。

鉛筆やシャーペンでのお絵描きは休み時間やちょっとした待ち時間でもできるでしょう。

色を塗る作業は、アナログだと画材を広げるスペースとある程度まとまった作業時間を必要とします。

ぬり絵として楽しいのはもちろん、イラストの勉強という観点でも大変おすすめです。

■おすすめのぬり絵記事■
「ぬり絵をもっと楽しもう!小学生も大人もときめくぬり絵おすすめ6選」

イラスト練習に役立つグッズ

ここでは、絶対必要ではないけど、あると役に立つグッズを紹介していきます。

商品をご覧になりたい場合はどれも「絵の好きな子が喜ぶプレゼントを厳選!【楽しんでお絵かきをしてほしい】」で紹介していますので、こちらをどうぞ。

下敷きマット

色を塗る際にペンを使用する際には、下に何か敷いた方が安心です。

はみ出たり、下にうつる可能性があるため、新聞やチラシなどを下に敷いても良いのですが細かな凸凹が絵に影響する可能性があります。

学習机に使用するような下敷きマットがあると、安心でしょう。

トレース台

トレース台というのは、光る板です。

子どものころ、絵を描いた人は窓ガラスに向かって紙を重ねてトレースしたことがある方もいるでしょう。

あれを机上でやるための道具です。

下描きから本番や好きな絵をなぞって練習したり、うまく描けた絵を量産していろんな色を塗りたいときなど、活躍します。

反転にも使用できるので、苦手な向きもカバー可能です。

デッサン人形

デッサン人形はポーズをとらせて描くのに参考にするための人形です。

アナログで絵を描く人にはとくにおすすめです。

まとめ 小学生向け学年別おすすめ画材

低学年・中学年・高学年とわけておすすめ画材を紹介してきました。

画材低学年向け中学年向け高学年向け検討ポイント
鉛筆・シャーペン鉛筆シャープイラストシャーペンイラストシャーペン重さ・重心は描きやすさに直結
消しゴムよく消える紙がぐしゃぐしゃにならないか
色鉛筆色数多め色数多め・水彩色鉛筆まずは色塗りの基礎を固める
ミリペンミリペン(細目)ミリペン(いろんな太さで)線の表現力として、より細密な描写がほしいときに
アルコールマーカーコピックチャオ/Ohuhu「求めているもの」を理解し、予算と照らし合わせる
デジタルツール板タブ・液タブ・お絵描きタブレットアプリの費用も考慮に入れる
便利グッズぬり絵トレース台・デッサン人形練習のモチベーションを維持

一部中学年と高学年で同じ画材を紹介しているものがありますが、読んでくれた時の年齢にあう箇所を読んでいただいて参考にしてもらえたらと思ったので、どちらでも活用できると思うものは両方で紹介しています。

我が家の失敗も踏まえて、子どものイラストをどう応援するか、安いからではなく『合うから』選んであげたい親御さんのための画材ガイドです!

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