色鉛筆は手軽に使えて、優しい仕上がりが魅力の画材です。
さまざまなメーカーから販売されていますが、発色や塗り心地にどんな違いがあるのか、気になりますよね。
そこで今回は、4種類の色鉛筆で同じイラストを塗り比べてみました。
比較したのはこちらの4種類です。
・三菱鉛筆 uni COLORED PENCIL NO.880(12色)
・トンボ鉛筆 COLOR PENCILS CB-NQ(24色)
・FABER-CASTELL 赤缶(24色)
・三菱鉛筆 uni toirono(24色)
実際に使ってみて、迷ったらファーバーカステルがおすすめだと感じました。ただし、発色や仕上がりにはそれぞれ違った魅力があります。
この記事では、同じイラストを塗った比較画像と色見本を使いながら、4種類の特徴や使い心地を紹介します。
▶何色セットの色鉛筆を買うかお悩みの方はこちらの記事も参考にしてください。
色鉛筆12色・24色・36色・100色以上の違い|使ってわかった色数の選び方
比較した色鉛筆4種類と選んだ理由

今回は、より一般的に使われる油性色鉛筆を4種選んで比較をしました。
選んだ理由と参考価格を表にまとめました 。
| 色鉛筆 | 選んだ理由 | 価格 |
| 三菱鉛筆 880 12色 | 国内の定番 | 1,012円(参考価格) |
| トンボ鉛筆 NQ 24色 | 国内の定番 | 2,024円 |
| ファーバーカステル赤缶 24色 | 画材メーカーでお手頃価格商品 | 1,980円 |
| 三菱鉛筆 toirono 24色 | 鮮やかな発色が特徴の新商品 | 5,280円 |
※価格は公式サイト・発売元サイトに記載された参考価格です。
Amazonや楽天市場などでは販売価格が異なる場合があるため、購入前にご確認ください。
色鉛筆4種類を塗り比べ!発色や塗り心地を比較
AIにぬり絵の作成をお願いし、同じイラストをそれぞれの色鉛筆で塗り比べてみました。
最初に12色の三菱鉛筆 880から塗り、ほかの24色ではできるだけ880に色を合わせる形で塗っています。
それでも、色味の違いやそれぞれの特徴が出る仕上がりとなりました。
今回の4種類では、トイロノが特に鮮やかに発色しました。
一方、自然な濃淡や混色のしやすさではファーバーカステルが好印象でした。
| 色鉛筆 | 発色・仕上がり | 混色 | おすすめの人 |
| 三菱 880 | 落ち着いた優しい色合い | やや苦手 | 優しい仕上がりにしたい人 |
| トンボ NQ | 柔らかくかわいい | 混ざりやすい | かわいい雰囲気に仕上げたい人 |
| ファーバーカステル赤缶 | 自然な濃淡と存在感 | なじみやすい | なめらかな仕上がりが好きな人 |
| 三菱 トイロノ | 鮮やかでくっきり | 混ざりやすい | はっきり発色させたい人 |
三菱鉛筆 uni No.880|優しい色合いが特徴
12色の色見本です。

まず、880の色見本を作成していて思ったのは、ハッキリした色が多いことと、うすだいだいは肌に近い色であることでした。

実際にぬり絵をしてみたところ、わりと落ち着いた、優しい色合いになったと感じました。
肌は肌色と、影にオレンジを薄く塗っています。
混色をした際の馴染みは、色にもよりますがそれほどよくないのかな、というのが印象です。
こちらの880は、あまり混色を多用せず、優しいイラストを描きたい人に向いています。
今回は12色を使用しましたが、24色セットも販売されています。
トンボ鉛筆 NQ|柔らかくかわいい仕上がり
24色の色見本です。

色単独で見ると、三菱の880より少し抑えめの色味かなと思いました。

ぬり絵をしてみると、かわいい色合いになった印象で、バランスの良い仕上がりと感じました。
混色は混ざりやすいです。
上の花は、どれも花びらの先を赤、中心に近い箇所はピンクでグラデーションにしていますが、違和感がなく仕上がりました。
うすだいだいは少し濃いので、濃淡で肌のベースと影を表現しています。
トンボのNQは、やわらかい色合いと自然なグラデーションを楽しみたい人に向いています。
ファーバーカステル|自然な濃淡と混色が魅力
24色の色見本です。

こちらも色見本の段階では、あまりビビッドな印象はありません。
少し抑えた色味に感じます。

ぬり絵をしてみると、色が自然に馴染みながら印象的に仕上がった、と感じました。
混色も髪の茶と黄や、花の赤とピンクは自然になじみつつ、存在感があります。
こちらもうすだいだいは少し濃い目で、濃淡で肌のベースと影を表現しました。
ファーバーカステルは、スタンダードに使いやすく、なめらかなイラストに仕上げたい人に向いています。
三菱鉛筆 uni トイロノ|鮮やかな発色で塗り跡が目立ちにくい
24色の色見本です。

トイロノは軽い力で発色よく描けるのが特徴の色鉛筆。
スケッチブックに作成した色見本では、紙の凹凸をひろって白い部分が少し目立つ印象です。
クレヨンにやや近い感じがするかもしれません。
黒い紙でも鮮やかに発色する色が多いです。

色の名前がひらがな、カタカナが入り混じっているのが印象的です。
白が入っていないことや、緑系の色が多いことなど 、色自体にも特徴があります。

ぬり絵では、発色がよいのでくっきりとした感じに仕上がりやすく、薄く塗って色を抑えようとするのは難しいと感じました。
濃い色でも、鉛筆をどう動かしたかはわかりにくく、塗りムラが少なく感じます。
トイロノは、ハッキリとした仕上がりにしたい人に向いています。
まとめ|色鉛筆は発色や仕上がりの好みで選ぼう
今回4種類を使ってみて、私がもっとも使いやすいと感じたのはファーバーカステルの赤缶でした。
色が自然になじみ、グラデーションも作りやすく、なめらかで存在感のある仕上がりだと感じたからです。
ただし、色鉛筆にはそれぞれ違った魅力があります。
優しい仕上がりなら880、柔らかくかわいい雰囲気ならNQ、鮮やかな発色を楽しみたいならトイロノ。
どんなイラストに仕上げたいかによって、選ぶ色鉛筆も変わります。
ぜひ比較画像や色見本を参考に、好みに合う色鉛筆を選んでみてください。
迷ったときには、ファーバーカステルの赤缶をおすすめします。




コメント