「アナログイラスト用のシャーペンって、製図用と何が違うの?」と悩んでいませんか?
この記事を読めば、あなたのアナログイラストがグッと上達する、失敗しないシャーペンの選び方と用途別おすすめ7選がわかります。
描き方/悩み | 解決できる課題 | おすすめ製品 | 当ブログの推奨 | 詳細・価格チェック |
長時間、疲労をおさえて描きたい人(スケッチ・デッサンが多い) | 手の疲れ ペンの重さ | グラフ1000(他オレンズ) | 当ブログの人気商品はグラフ1000! ねこみも愛用中です | グラフ1000 |
正確な直線やトレース作業が多い人(背景・建築物) | 線のブレ、安定感 | グラフギア1000 | 小学生には重いが、トレースなどは安定。こちらも当ブログの人気商品! | グラフギア1000 |
芯折れに悩む筆圧が強い人 | 強い筆圧による芯折れ | デルガード、(他オレンズ) | 芯が折れやすくてイライラする人におすすめ | デルガード |
極細の線で清書したい人 (漫画の下書き、細かい描写) | 線の太さの変化、芯折れ | クルトガ、(他オレンズ) | 細く均一な線を引きたい人におすすめ。クルトガは小学生人気が高い! | クルトガ |
コストを抑えて製図用の安定性を試したい人 (最初の1本) | 価格、信頼性 | ステッドラー 925 15 | 定番品の中でもコスパ最強。軽くてバランスが良く、製図用特有のペン先の見やすさを体験できる。 | ステッドラー925 15 |

よく絵を描く私のおすすめはグラフ1000!
迷ったらこれを試してみて。

【製図用・機能性】イラストシャーペンとは?
製図用のシャーペンはペン先のガイドが長く、描いている先が見えやすいことからイラストに使う人の多いシャーペンのひとつです。
ほかにも、特徴的な機能を有するシャーペンのなかには、イラストに便利と言われるシャーペンがあります。
こういったイラストを描く人に愛されているシャーペンを、イラストシャーペンと呼ぶようです。
【安定性重視】正確な線が引ける製図用シャーペン3選

図面を描くのは細かい作業なので、製図用のシャーペンはペン先のガイドパイプが長く、ペン先と絵が見やすいのが特徴です。上の写真はガイドパイプの比較用です。
製図用は芯径が豊富な製品が多く、使う人の好みに合わせることができます。
ぺんてる グラフギア1000(GRAPHGEAR1000)

グラフギア1000は金属製で、重めの製図用シャーペンです。
芯径 | 重さ | 重心位置 | 視認性 | 線の濃さ | 価格 |
0.3 0.4 0.5 0.7 0.9 | 20g | 高重心 | ◎ | 〇 | 1,320円 |

こちらはガイドパイプが、ボールペンの先のように収納できる構造になっています。
製図用シャーペンは、ガイドパイプが長い分落下や持ち運びで曲がりやすいとの意見も散見しますが、グラフギアはガイドパイプを収納して持ち運べます。
小学校高学年の子どもは「長時間使用するには重たいけど、思った通りの線が引きやすい」と言っています。

正確な線を描きたいトレースや背景におすすめ!
私はその程よい重たさにはまって愛用中、グラフギア1000のレビュー記事はこちらです。
ぺんてる グラフ1000(GRAPH1000 FOR PRO)

芯径 | 重さ | 重心位置 | 視認性 | 線の濃さ | 価格 |
0.3 0.4 0.5 0.7 0.9 | 11g | 低重心 | ◎ | 〇 | 1,100円 |

うちの子にグラフ1000をプレゼントしたら、絵を描く時はほぼこのシャーペンで描いています。
デザイナーやイラストレーター、手描きにこだわる方に愛用者が多い、軽くて低重心の製図用シャーペンです。

見やすくて軽いから、長時間描いてても疲れにくいよ
当ブログでも人気のあるシャーペン、グラフ1000のレビュー記事はこちらです。
ステッドラー 製図用シャープペンシル 925 15

芯径 | 重さ | 重心位置 | 視認性 | 線の濃さ | 価格 |
0.3 0.5 0.7 0.9 | 9.2g | 中心 | ◎ | 〇 | 550円 |
画材で有名なステッドラーから製図用シャーペンが出ていて、価格の幅があるので検討してみても良いと思います。
価格が手ごろであるため、製図用シャーペン初心者にも手を伸ばしやすいモデルです。
描き心地に関しても評価が高く、世界中で愛用されている製品です。

リーズナブルな製図用シャーペンだから、試しやすい
【機能性重視】芯折れ・芯の太さの悩みを解決するシャーペン4選
イラストを描く人に愛される、特徴的な機能を持つシャーペンがあります。
その特徴的な機能は主に二つで。
①自動で芯が回転して安定した細さで絵が描ける機能→クルトガ、クルトガアドバンス
②筆圧の強い人やカラー芯使用におすすめ、芯が折れにくい機能→オレンズ、デルガード
ここではこの2つの特徴的な機能をもつシャーペンを紹介します。
これから紹介する製品にはさらにいくつかのモデルがあり、価格やデザイン以外にも異なる部分があることに注意してください。
店舗だとほしいモデルがない場合や、お求めやすい価格のモデルがない場合もあるので、ネットで購入したほうが種類は豊富にあるでしょう。
クルトガ

芯径 | 重さ | 重心位置 | 視認性 | 線の濃さ | 価格 |
0.3、0.5、0.7 | 10g | 中心 | 〇 | ◎ | 495円~ |

自動で芯が回転し、安定した線で描けるのがクルトガです。
芯の粉が出にくいというメリットがあります。(紙も汚れにくい)
ずっと細く書けるので、絵も字もスッキリです。
勉強や普段使い用にも人気があり、キャラクター商品もあるため、お子様の好みに合わせて選びやすくなっています。

線が太くならないし、使いやすいよ
クルトガアドバンス

芯径 | 重さ | 重心位置 | 視認性 | 線の濃さ | 価格 |
0.3、0.5、0.7 | 12g | 低重心 | 〇 | ◎ | 605円~ |

クルトガの倍の速さで回転する、クルトガアドバンス。
デザインはシンプルなものが多くなり、価格もクルトガより少し高め。
特筆すべきは、クルトガアドバンスが「芯折れしない」機能も兼ね備えていることです。
ただし、ペン先が芯と一緒に短くなる仕組みのため、この機能が絵を描く際に描きやすいかどうかは好みがわかれるかもしれません。
私はこちらを時々使用しており、確かにどれだけ描き続けても線が太くなることはありません。

線を細く描きたい人や、濃く描きたい人におすすめ。
オレンズ

芯径 | 重さ | 重心位置 | 視認性 | 線の濃さ | 価格 |
0.2、0.3、0.5 | 10g | 低重心 | 〇 | 〇 | 550円~ |

芯折れしない機能を有するオレンズは、芯を出さないで描く仕組みです。
表の重さはモデルによっても異なるのでご注意ください。
クルトガアドバンスと似ていますね、オレンズの方がガイドパイプが細いのでクルトガアドバンスよりも少し見やすいですが、芯と一緒にガイドパイプが短くなるのは一緒です。
細身で軽く、お求めやすい価格のものがあります。
0.2の細さがあるのはオレンズだけです。

極細の線を描きたい人は0.2を試してみて!
デルガード

芯径 | 重さ | 重心位置 | 視認性 | 線の濃さ | 価格 |
0.3、0.5、0.7 | 10g | 低重心 | △ | ◎ | 495円~ |

オレンズやクルトガアドバンスとは逆に、芯に負荷がかかった時に先端が出て芯をガードする仕組みです。
ペンの先が太めなため、ペン先と絵の見えやすさはイマイチというのが正直なところ。
私はほかのシャーペンと比較したため、少しグラグラして描きにくい印象があります。
筆圧の強い方はさほど気にならないか、芯が折れないメリットが勝つかもしれません。
オレンジやクルトガアドバンスと違い、芯が出ているのが前提のシャーペンです。
店頭になかったため、写真は重めのタイプLxを掲載していますが、スタンダードモデルの重さは約10gです。
モデルによって仕様が大きく異なるためご注意ください。
特にこのタイプLxは21gと重いため、安定感を求める筆圧の強い方におすすめです。

芯が折れないようにしたい、でも芯は見えていてほしい人におすすめ!
おまけ 鉛筆派におすすめの鉛筆シャーペン
シャーペンでも、鉛筆よりの太さを求める場合や、シャーペンのデメリットを解消するようなペンを探している場合に、役立つシャーペンがあります。

KOKUYOの鉛筆シャープ芯径1.3㎜を試してみました。
描き心地はまさしく鉛筆のようです。
持ち手も6角形になっており、軽く細身で芯径は0.3~1.3まで豊富、芯径の太いものはまさしく鉛筆の感覚で使用できます。

まとめ イラストシャーペンで思い通りに描こう!
イラストシャーペンは持っていなくても困りませんが、使い始めるとちがうシャーペンではしっくりこなくなると思います。
今までうまく描けなかったものが、道具でうまくいくようになるなら欲しいと思う方もいるでしょう。
シャーペンは日常的に使用するものですから、無駄になる物ではありません。
ぜひ、気になるシャーペンを試してみてください。
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