ファーバーカステルの赤缶に入った色鉛筆は、比較的手に取りやすい価格で販売されている24色の色鉛筆です。
実際に使ってみて気になったのが、普段使っている日本の色鉛筆とは、入っている色や色味が少し違うことでした。
特に水色やピンクなどは印象が違い、同じ24色でも「どんな色がそろっているか」でイラストの描きやすさは変わりそうです。
また、ファーバーカステルには芯を折れにくくする「SV製法」が採用されています。
細かいイラストを描くなら芯を尖らせて使いたいところですが、本当に折れにくいのかも気になりました。
そこでこの記事では、ファーバーカステル色鉛筆24色の色見本・描き心地・芯の折れにくさを実際に使ってレビューします。手持ちのトンボ色鉛筆24色とも比較してみました。
ファーバーカステル色鉛筆24色を使ってレビュー

実際に使ってみると、自然な色合いがそろっていて、芯を細く削ってイラストを描きたい人にも使いやすい色鉛筆でした。
一方、手持ちの他メーカーの色鉛筆と比べると、同じ24色でも色の組み合わせや、同じ色名でも色味には違いがあります。
この記事では24色の色見本と実際の描き心地に加え、他メーカーの色鉛筆とも一部比較しながらレビューします。
ファーバーカステル 赤缶 色鉛筆24色の特徴

- 油性 24色
- 芯径 3.3㎜
- SV製法により、芯が折れにくい構造
- 価格 1,980円(税込)
- ケース 缶のケースで割としっかりした作り
最初にケースを開けた時にしっかりと芯が削られているのが印象に残りました。
色鉛筆によっては、あまりとがらせないように削られているものもあるんですよね。
ファーバーカステル24色の色見本

金色はあるけど銀色はありません。
緑系の色が多めかな、と感じました。
色味も少し違いますね。
水色やももいろはすこしぼんやりした色合いかな、と感じました。
うすだいだいは、かなりだいだい寄りです。
手持ちの他メーカーの色鉛筆とこの3色を比較してみました。

各社特徴が出ていて、一概にどこがいいというものでもありません。
ただ、人物を塗るにはファーバーカステルのうすだいだいは濃い目かもしれません。
自分が子どものころ持っていた色鉛筆も濃い目だったので力を入れず、薄く塗っていたのを思い出し、うすだいだいの色見本の下には薄く塗った場合も試しています。
描き心地|芯が細く削れるので塗りやすい

描く時の手応えと言ったらいいでしょうか、感触が硬い感じがします。
芯はよく見ると細かな縦線が見える感じで、芯自体はなめらかに見えませんが紙にはしっかり色がのります。
きめ細かく塗れています。
濃淡も力加減や繰り返し塗ることで表現できます。
芯は最初から細く削られており、塗りやすいです。
芯は本当に折れにくい?SV製法を実際に使って確認
SV製法で芯折れしにくいとのことで、最初から結構鉛筆が削られた状態で入っています。
細く削れるのは、細かいところが塗りやすくて良いですね。
トンボの色鉛筆には、芯折れ防止のために削りすぎないよう注意書きがあります。
実際、購入時にはあまりしっかりと削られていません。
ファーバーカステルとトンボの色鉛筆、一旦比較のためにどちらも濃く塗って使用してみました。

どちらも私の筆圧では芯折れをしませんでしたが、こころなしかファーバーカステルの方が芯の減りが遅いような気がしました。
同じ鉛筆削りを使い手応えがなくなるまで削ったところ、明らかにファーバーカステルの方が細く削れました。
実際にイラストを塗ってみた
AIにぬり絵を作成してもらい、実際にイラストを塗ってみました。
その上で感じたことをまとめています。

ファーバーカステル24色のメリット
・色が自然な色合いに収まる
・混色しても色が濃くなりすぎず、自然になじむ
・色を重ねることで、24色以上の色合いを表現できる
・濃く塗ることも可能。今回塗った範囲では、濃く重ねても表面の光沢が目立ちにくかった
ファーバーカステル24色の気になるところ
・発色がやわらかく、ビビッドな塗りには少し不向き
・うすだいだいを肌の色に使うには薄く塗る工夫が必要
・濃く塗ることはできるが、濃く塗るには少し力が必要なため、全体を濃く塗るのは疲れそう
・混色が自然ゆえに多用したくなるが、何色を混ぜたか覚えておく必要がある
ファーバーカステル24色がおすすめなのはこんな人
実際に使ってのメリット、気になることを踏まえ、どんな人に向いているのかを考えました。
ファーバーカステル向き
→ 自然な色合いが好き
→ やさしい色合いのイラストを描きたい
→ 細かい部分まではみ出さずに塗りたい
他メーカーなども検討してよさそう
→ ビビッドな塗りをメインにしたい
→ 発色のはっきりした色鉛筆を求めている
まとめ|自然な色合いで細かいイラストにも使いやすい
ファーバーカステルの24色色鉛筆を実際に使ってみると、やわらかく自然な色合いと、芯を細く削って使いやすいところが印象に残りました。
色を重ねても濃くなりすぎず、もともとその色だったように自然になじむため、24色でも混色しながら色の幅を広げられます。
一方で、発色はやわらかめ。パキッと鮮やかなイラストに仕上げたい人よりも、やさしい色合いや自然なグラデーションを楽しみたい人に向いている色鉛筆だと感じました。
また、SV製法で芯が折れにくい構造になっており、実際に同じ鉛筆削りで削ったところ、手持ちのトンボ色鉛筆より細く尖らせることができました。細かい部分まで塗りたいイラスト用途にも使いやすそうです。
24色という手頃な色数で、混色も楽しみながらイラストを描きたい人には、選択肢のひとつになると思います。
油性色鉛筆か水彩色鉛筆か迷う人にはこちらの記事を。
水彩色鉛筆が気になる方はレビュー記事もあります。
お子さん用の色鉛筆を探している方は、こちらの記事も参考にしていただけます。





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