2026年10月末でコピックのマルチライナーが出荷終了。
後継品は夏に発売開始されたコピックマルチライナープラスです。
この記事では、新製品「マルチライナープラス」と従来品の「マルチライナー」にどんな違いがあるかを徹底的に比較しました。
大きな違いはペン先(ニブ)とインクの交換が可能なこと
マルチライナーはペン先がつぶれたり、インクがなくなったらペンごと買い換えが必要でした。
マルチライナープラスは、ペン先やインクが交換でき、長く使用しやすいペンです。
ペン先が強くなり、インク量も増えています。
マルチライナー242円、プラスは297円と、1本あたりの単価は上がっていますが、ペン先やインクを個別に交換できるため、使い方によっては長期的なコストを抑えられる可能性があります。
▶ほかのミリペンの価格や性能も見たい方は、こちらの記事をどうぞ。
【2026年版】ミリペンおすすめ5選|太さ・線の違いを実際に比較
米国安全基準のAPマーク
マルチライナープラスにはAPマークがあります。

APマークは、アメリカでの画材の安全基準を満たしていると認められ、ACMI(米国画材協会)から付与されるものです。
ペンの太さと色にも変化
ブラックの太さを表にまとめました。
| 0.03 | 0.05 | 0.1 | 0.3 | 0.5 | 0.8 | 1.0 | 2.0 | 4.0 | ブラシ | カリグラフィー | |
| マルチライナー(従来品) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
| マルチライナープラス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇※ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※マルチライナープラスの0.8は、2026年11月3日現在、発売日未定となっております。
プラスになって太いペンが充実しました。
私が両方を所持している太さのペンで比較を作ってみました。
色味の違いや、太さの違いなどの参考にしてください。
マルチライナーの方は新品ではありません。

カラーに関しても、違う点があるので表にまとめます。
◎ 従来のマルチライナー、新しいマルチライナープラスの両方ある色名。
+ プラスのみにある色名。
旧 従来のマルチライナーのみにある色。
| 0.03 | 0.05 | 0.1 | 0.3 | 0.5 | |
| クールグレー | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| ウォームグレー | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| セピア | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| ブラウン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| ワイン | + | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| コバルト | + | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| オリーブ | 旧 | 旧 | 旧 | 旧 | |
| ピンク | 旧 | 旧 | 旧 | 旧 | |
| ラベンダー | 旧 | 旧 | 旧 | 旧 | |
| フォレスト※1 | + | + | + | + | + |
| ターコイズ※2 | + | + | + | + | + |
※1 従来のオリーブの色味を踏襲、色味に大きな変更はないそう(公式サイトによる)
※2 ターコイズは新発売時の数量限定色。
カラーの色の違いは試していないので、写真がありません。
カラーに関しては公式サイトの情報を基にしています。
色名が同じでも色味が違うという声を散見しています。
公式サイトでは、ブラックを含むすべての色でインク品質の向上を行っており、若干色味の違いを感じるかもしれないがほぼ同様の色味と説明しています。
ただし、ブラウンはセピアとの違いを明確にするため色味を変更しているとのこと。
SNSでは色味の違いをのせている方もいましたので、ブラウン以外にも多少の違いはあると思われます。
実際に比較したブラックは、少し色味の違いを感じました。
描き心地に違いは?
SNSなどを見ていると、描き心地は「変わらない」という声と「硬くなった」という声がありました。
実際に使用してみての感想は、0.03~0.1までの細いものは描く時にガリガリ感がある、でした。
ただし、描き続けるうちにガリガリ感は薄れていき、違和感はなくなっていきました。
スケッチブックに描いた時は最初からガリガリ感が気にならなかったので、最初は紙の影響を受けやすいのかもしれません。
重心と持ち心地
重心はプラスの方が良いと感じます。
従来のマルチライナーはキャップを反対側にはめて使用していました。
プラスでは、キャップをはずして持ってしっくりくるちょうどよい重さと重心を感じます。

速乾性
従来のマルチライナーも速乾性に優れていましたが、プラスも優れています。
どちらも、描いてすぐ手でこすっても伸びません。

もともと不満がなかったので、より良くなったのかは体感できませんでした。
マーカーで線が伸びないか
横に線を引いたところに、少し時間をおいてアルコールマーカーと水性マーカーで縦に入れると、アルコールマーカー・水性マーカーともに変化なしでした。

ただし、線が重なった時など、イラストや湿度などの環境要因でも伸びやすくなる可能性があるので、マーカーを塗る際には時間をおくのがおすすめです。
消しゴムの影響
横に線を引き、矢印の部分に縦に10回消しゴムをかけました。
斜線を引いたところにも、10回消しゴムをかけてみました。

やはり消しゴムをかけたところは多少は色が薄くなるのですが、薄くなっていないかを気にしてみて気づく程度でした。
ペン先の硬さの実感
マルチライナープラスを試し書きしてほしいと子どもに頼むと、0.03や0.05の細いものは「ペン先つぶしたら悪いからいい」と嫌がりました。
ペン先が強くなったから、つぶれそうな感じはあまりしないよ、と言うと恐る恐る引き受けてくれました。
「あ、ほんとだ」と言うくらいには、描いていてペン先の強さを感じます。
線の細さ
0.03と0.05など、近いサイズ同士の違いがわかりにくいという声があり、多少使い込んだ従来のマルチライナーと比較すると、確かに近いサイズは違いがわかりにくいです。
今後も使い続けて、線の太さや描き心地に変化があれば追記していきたいと思います。
まとめ|マルチライナープラスは使いやすくなった?
マルチライナープラスは、ペン先とインクが交換できるようになり、長く使えるペンへと進化しました。
実際に従来のマルチライナーと比較してみると、細いペン先では描き始めに少し硬さを感じたものの、使い続けるうちに気にならなくなりました。
とくに気に入ったのは、重心のバランスです。
キャップを外した状態でも持ちやすく、従来品よりも描きやすいと感じました。
速乾性も優秀で、今回の検証ではマーカーは伸びませんでした。
これまでのマルチライナーの使いやすさを引き継ぎながら、さらに長く使える製品になったと感じています。
従来品からの買い替えを考えている方も、ぜひ選択肢に入れてみてください。
従来品との比較ではなく、マルチライナープラスの単体のレビュー記事はこちらです。

ミリペンを色々比較して選びたい方はこちらの記事もあります。



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