クレヨンから色鉛筆に変えてみた際に、何となくクレヨンで書く方が楽そうに見えました。
クレヨンが太いから?まだ慣れていないだけ?と思っていたけれど、ぴったりの色鉛筆をみつけました、無印良品の「36色ハーフ色鉛筆」です。
短めの長さで握りやすく、豊富な色数なのに価格も36色で店頭で790円とお手ごろでした。
実際に子どもが使った感想や、通常の長さの色鉛筆との比較も交えて紹介します。
無印36色ハーフの色鉛筆は使いやすくてかわいい!
無印良品の36色ハーフ色鉛筆は、長さ約8.8cm(公式商品ページより)で一般的な色鉛筆(17〜18cm)のほぼ半分の長さです。
色鉛筆が短いことで、小さな手でも持ちやすく、鉛筆全体の重さが軽くなり、小さな手でも安定しやすくなります。
紙製の丸いケースで、片付けや持ち運びも簡単です。
価格は税込790円(2025年8月時点、無印良品公式オンラインストア)とコスパが良いです。
残念ながら2025年8月31日現在、公式サイトでも在庫切れで、Amazonでも公式で出品しているものは見当たりません。
以下にリンクをおきますが、2025年8月31日現在は1,600円からとなっていますのでご注意ください。

再入荷を心待ちにしています!
お子様に筆圧がしっかりあり、長く使える色鉛筆を探している方は「小学生におすすめの色鉛筆【12色から100色以上の物まで】」をお読みください。
クレヨンから色鉛筆への移行におすすめ
無印のハーフ色鉛筆、36色790円のコスパとペン立てタイプの筒状ケースに惹かれて購入しました。
購入後、子どもが夢中になってお絵描き・ぬり絵を始めたため、今まで家にあった色鉛筆を使用していたときと比較しながら、おすすめのポイントを解説します。

小さな子どもにあう色鉛筆の長さ
ここでは小さな手や筆圧の弱い子どもが持ちやすい長さについて解説します。
突然ですが、くもんのこどもえんぴつシリーズ、6Bは12cmです。
子どもたちに使ってもらいながら試行錯誤し、まだ筆圧の弱い子どもが濃く線が引けるよう調整して12cmになったそうです(参照:文具・ポスター・なぜなぜカレンダー くもんのこどもえんぴつシリーズ)
鉛筆の長さは、筆圧が弱いうちはとくに書きやすさ・描きやすさの大事な要因となります。

ハーフ色鉛筆は8.8cm、くもんのこどもえんぴつ6Bの12cmよりも短いですが、長すぎるよりは安定していました。
長さは、身近なところでいくと写真のL判を横に置いた際の縦とほぼ同じです。
鉛筆が長め、鉛筆が短めはどう影響するのか
うちの子は通常の長い色鉛筆を使用する際、持ち方が不安定になりやすいのが気になっていました。
筆圧が弱めの6歳です。
ハーフサイズの鉛筆を握っていると、楽そうにしっかり握れています。
長い鉛筆を使っているところを観察してみると、基本鉛筆の持ち方は覚えているものの、何回か持ち方があやしくなりました。
普段は鉛筆が人差し指と中指の間にきますが、長い鉛筆では筆記が安定しないためか中指と薬指の間にくることがあります。
下の写真は17㎝以上ある色鉛筆です、ちょっと長くて持ちにくそう。

短めのハーフ色鉛筆だと、毎回間違えることなく持て、濃く色を塗ることができます。
持っている感じもラクそうに見えます、普段から使用しているため下の写真の色鉛筆の長さは現在8.2㎝です。

握りやすさは、描くときの安定感や筆圧のコントロールにも直結するため、子どもからすると短めの色鉛筆は思った通りに動かしやすく楽しいのでしょう。

思った通りに描けることで、創作意欲も増す様子がみられます。
同じ色鉛筆ではないので芯の硬さなどの影響もあるものの、描いている濃さが全然違います。
芯のやわらかさも含め、無印良品のハーフ色鉛筆はほんと小さい子にぴったり。
自由に描けるという喜び
道具が扱いやすいと「線がブレない」「思った色がのる」など、小さな成功体験が積み重なります。
実はうちの子、以前お友達に「絵がヘン!」と言われたことがあり、それから絵をあまり描かなくなっていました。
この色鉛筆購入をきっかけに、自由に、すごく楽しそうに絵を描き始めたので、私は「買ってよかった」と思っています。
購入した理由と使ってみた感想
790円36色が気になりすぎた!
36色セットは1,000円以上の製品が多く790円という価格の魅力と、買わないとわからない色味が気になりました。
「この値段なら試してみてもいい」と思える価格も購入の決め手です。
ものすごい勢いでぬり絵とお絵描きを始めた子ども
道具を変えると行動も変わり、色鉛筆を変えた途端、ぬり絵やお絵描きに取り組む姿勢が見られました。
新しいものに反応しただけではないようで、購入から2か月たった今も週に2、3回使用しています。
好きなゲームのキャラクターを描いたと思ったら、敵まで紙にびっしり描き始め、裏まで埋めつくす勢いで描いていました。
目がキラキラしていて、すごく楽しそうでほほえましかったです。
色名は鉛筆に書いていない 36色見本付き
無印の色鉛筆は、色鉛筆に色名が書いていません。
鉛筆には色番号が書かれていて、別紙の色名表に番号と色名があります。
別紙はほかの色鉛筆と共用で、この36色以外の色ものっているので、一見わかりにくいです。

色見本を作成すると、色を選びやすくなりました。
ハーフの単品販売はない
無印の色鉛筆には単品販売がありますが、ハーフサイズの単品販売はありません。
「クレヨンから色鉛筆に移行する時期の描きやすい色鉛筆」や「外出時にコンパクトに持ち運べる色鉛筆」としてピッタリです。
短い分買い換えを考えるほど短くなるのも早く、長く使用できる色鉛筆セット、と考える方には向きません。

少しでも長く持たせるためには、これが使えそうかなと思っているところです。
グレー系の色がないのが残念
ぬり絵をしていて不便に感じたのは、グレー系の色がないことです。
グレーはちょっとしたところで地味に使うことが多く、少し困りました。
60色の色鉛筆にある「ねずみいろ」「はいいろ」「すみいろ」が36色にはなく、36色にあるなかでは「うすねずみいろ」がグレーに近いと思います。
「うすねずみいろ」はグレーというには明るく、少し茶色っぽいニュアンスがあると感じました。
気になる方は、ほかの色鉛筆を使用するや「はいいろ」を単品で買うなど、別に用意しておくと良いかもしれません。
きれいな色が多く、概ね満足
発色は鮮やかで、軽く描いてもしっかり色がのる印象があります。
鉛筆が短いため、小さな子どもが使用しても力が伝わりやすいです。
描きたい絵を、力強く描くことができます。
無印以外にもある、短めの色鉛筆
無印良品のハーフ色鉛筆の在庫が公式にないこともあり、ほかにも同様に短めの色鉛筆があるので、紹介していきます。
三菱鉛筆 ミニ色鉛筆

鮮やかな発色が特徴の、お出かけ用にもぴったりの色鉛筆です。
三菱鉛筆から複数出ている色鉛筆のうち、定番の色鉛筆です。
トンボ鉛筆 ミニ色鉛筆

鮮やかな発色となめらかなタッチで描ける色鉛筆、削り器が付いています。
ロングセラーのスタンダードな色鉛筆です。
ステッドラー色鉛筆 ノリスジュニア

色鉛筆、クレヨン、水彩色鉛筆の3役をこなす商品です。
太軸で2歳から使用できるとうたっており、初めての色鉛筆に最適でしょう。
他ブランドは軸の太さや色数・価格が異なり、好みや用途で選べます。
こうしてみると、36色の無印のハーフ色鉛筆はコスパが良いですね。
人気なのか在庫がないのが残念ですが…入荷に気が付いたらこちらでもお知らせします!
店舗には在庫がある場合もあるので、検索してお近くの店舗にあれば定価で購入できる可能性があります。
手の小さな、まだ力が弱い子に無印のハーフ色鉛筆はおすすめ!
短い色鉛筆は、ただ小さな手に合うだけでなく、描く楽しさや集中力を引き出す道具です。
無印のハーフ色鉛筆は価格・色数・デザインのバランスが取れていて、初めての色鉛筆にもぴったりでした。
うちの子は筆圧があまり強くなく、鉛筆や色鉛筆を持つときの不器用さが気になっていましたが、無印のハーフ色鉛筆は使いやすく、すごい勢いでぬり絵やお絵描きをしていました。
最初の色鉛筆をこれにしてあげれば良かったな、と思いました。
つい長く使えるものをと考えてしまいますが、楽しんで使えるものが一番だったな、という自分の反省をこめて、ハーフ色鉛筆おすすめです!
長く使用できる色鉛筆も検討したい方はこちらの記事も読んでみてください。
コメント