絵を描く時、背景や小物、漫画のコマ・枠線など定規を使う機会が多いです。
・どんな定規がいいのか
・どんな定規があるのか
・家にあるものを使っているけど、何だかうまくいかない
こんな悩みがある方もいるのではないでしょうか。
今回は絵を描くのに意外と使う定規の、おすすめをしていきます。
えっ、家にあるやつじゃ駄目?
持っているものも使えるかもね
確認してみましょう
・直線定規
・雲形定規
・テンプレート
・自在曲線定規
この4種類の定規を紹介していきます。
直線定規
ごくごく一般的な、真っ直ぐな線をひくための細長い板状の定規です。
イラストでも漫画でも、アナログであるならば定規を使うでしょう。
漫画は、同人誌用、プロ・投稿用で原稿サイズが違います。
同人誌用 | A4サイズ |
プロ・投稿用 | B4サイズ |
プロ・投稿用の原稿サイズを使う人は、30cm定規でも足りないことがある、という意見を複数見ました。
40cm定規がベストのようです。
小さな部分に使いやすいよう、10cmか15cmのペンケースに収まるような定規もあると良いでしょう。
下の絵が見えるように、透明の定規がおすすめです。
インクエッジがある物を裏返して使うと、インクを引きずって紙を汚さずに済みます。
定規の下に1円玉を複数枚貼って浮かせて描く人もいるそうです。
私のまっ平らな定規は1円玉を貼れば使えるのか
ちょっと学校には持っていけないね
30cmのアルミの定規もあるけど、使いにくいかもしれないね
透明じゃないし、インクエッジもついていない
40cm定規
滑りにくいレイメイ藤井の定規。
あわせて動かしている時は滑るけれど、抑えるとピタッと止まる効果があります。
カッティング定規なので、ステンレスエッジがついています。
安心のステッドラー、シンプルなものが欲しい人にはこちらをおすすめします。
高い透明度と優れた耐久性を持つ、メタクリル樹脂製です。
ステンレスエッジはついていないので、カッターを使用すると削れるおそれがあります。
15cm定規
定規の端から目盛りが始まるタイプの定規です。
厚みがあって丈夫、透明度も高く、目盛りも見やすい定規です。
ステンレスエッジもあるので、スクリーントーンのカットも安心ですね。
雲形定規
雲形定規、という少し変わった形の定規があります。
曲線を描く定規です。
画材を扱っているところで売っていることもありますが、ネットのほうが手に入りやすいかもしれません。
3枚のこの曲線の中から、描きたいカーブに近いものを探しながら描く、という作業です。
100均にも雲形定規はありますが、ステッドラーの物が評判が良いです。
曲線の集中線や、猫のヒゲを描くときなど、同じような形の曲線を何度も描きたい場合に便利。
テンプレート
円定規、楕円定規とも呼ばれるテンプレート。
大小さまざまな円、楕円、三角、四角などをきれいに描くための道具です。
ゴミ箱とか、カップとか、メガネとか、丸いものって結構ありますね。
元々は製図用なので、色んな種類があって面白いです。
漫画だと繰り返し同じものが出てくることもあるでしょうから、そういう時にはあると便利でしょう。
自在曲線定規
曲げ戻りの少ない、軟質アルミでできた曲線が自在にとれる定規です。
30cmから60cmがあり、目盛り付きと無しがあります。
ステッドラーの製品です。
使いやすいという声と、思ったより固くて使いにくい、という声があります。
雲形定規で不便を感じたら、試してみる価値はあると思います。
まとめ イラスト・漫画に便利な定規
情報収集する上で気がついたのは、下記のような定規が求められているということです。
・透明で下の絵が見えること
・できればインクエッジがついていること
1円玉で工夫もできるので必須ではない
・雲形など特殊な形のものは特に、バリがないこと
安いものだとバリがあって使いにくい、ということもある
・丈夫であること
今あるものに不便を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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