ミリペンで絵を描くとき「どの紙を選べばいいんだろう」と迷ったことはありませんか。
・ミリペンってどの紙が描きやすいの?
・スケッチブックでも描ける?
・水彩紙って相性いい?
今回、家にあった5種類の紙で実際に描き比べてみました。
すると 「全部描けるけど、かなり個性が違う」という結果に。
紙によって、消しゴムの影響の出やすさやインクのりが大きく変わることがわかりました。
紙によっては、かすれが出やすいものもあります。
先に結論(超重要)
・迷ったらケント紙
・コピック併用ならコピック紙
・ラフ練習ならスケッチブック
性能だけを見ると、コピック紙が優秀でした。
ただ、価格まで含めて考えると、個人的に一番おすすめしやすいのはケント紙です。
ケント紙は描きやすさと扱いやすさのバランスが良く、比較的手に取りやすい価格なのも魅力でした。
ただし、用途や重視するポイントで最適解は変わります。
検証条件
今回どのように検証したのか、使用したペン・紙・比較ポイントを先に紹介します
使用したミリペン
・COPIC マルチライナー 0.1
・Sakura ピグマ 0.1

この人気の2種類で比較しました。
相性の違いがあるかもしれないと思い、2種類のミリペンでそれぞれの用紙を試しました。
比較した紙
・コピー用紙(キャノン 普通紙 ホワイトSW-101)
・スケッチブック(maruman 100均で200円の商品)
・水彩紙(ウィンザー&ニュートン コットマン ウォーターカラーペーパー 中目)
・ケント紙(KMKケント紙 #200 中性紙)
・コピック紙(COPIC PAPER SELECTIONS 特選上質紙)
比較的求めやすい価格の紙で、比較しています。
メーカーなどが違えば特徴が変わる部分があると思いますが、今回はこれらを使用して検証しています。
比較ポイント
・描きやすさ
・かすれ
・消しゴム耐性
・裏抜け、透け
・速乾性
以上の5項目を、5種類の紙と2種のミリペンで検証しました。
総合比較表
ザックリとした比較とそれぞれの紙の特徴をあげていきます。
好みや用途に合わせて選ぶ指針になればうれしく思います。
※ ◎=かなり良い、○=問題なく使える、△=やや気になる点あり
| 紙 | 描きやすさ | 消しゴム | かすれ | 裏うつり | 速乾 | 特徴 |
| コピー用紙 | 〇 | 〇 | なし | △ | ◎ | コスパ最強 |
| ケント紙 | ◎ | ◎ | なし | 〇 | △ | こすると伸びる場合も |
| コピック紙 | ◎ | ◎ | なし | 〇 | 〇 | インクだまりに注意 |
| スケッチブック | 〇 | △ | 若干あり | 〇 | ◎ | 消しゴムの影響あり |
| 水彩紙 | 〇 | △ | 早く描くと出やすい | ◎ | ◎ | 消しゴムの影響あり |
紙ごとの詳細レビュー
検証した紙と感想を紹介していきます。

①コピー用紙
今回使用したのは「キャノン 普通紙 ホワイトSW-101」というコピー用紙です。
家にあったのがそれだったという理由でこちらを採用しており、この紙を基準にしてほかの用紙と比較しています。
良い点
・とくに描きにくいことはない
・コストパフォーマンスが良いので、失敗を恐れずに描ける
気になる点
・消しゴムの影響が少しある
・紙の厚さがないため、裏写りする
向いている人
・たくさん描きたい人
・安くおさえたい人
②ケント紙
今回使用したのは「KMKケント紙」で、はがきサイズもあって初心者でも試しやすいです。
漫画の用紙にも使われており、ツルっとした描き心地の紙です。
良い点
・紙がツルツルしていて、インクがのりやすくサラッと描きやすい
・線が安定しやすい
・消しゴムの影響も少なめ(少し時間をおいた場合)
気になる点
・描いてすぐこすると、線が伸びやすい
向いている人
・ツルっとした描き心地を求めている
・軽い力で絵を描きたい
③コピック紙
今回使用したのは「COPIC PAPER SELECTIONS 特選上質紙」です。
ケント紙に負けず劣らずツルっとした、滑らかな描き心地でした。
良い点
・ツルっとして滑らかに描ける
・インクがのりやすい
・消しゴムの影響が少ない
気になる点
・インクだまりがほかの用紙と比較するとちょっと目立つ
・価格がお高め
向く人
・1つの作品の質を高めたい
・コピックと併用したい
④スケッチブック
スケッチブックは「marumanのスケッチブック」です。
インクがのるのを待って、少しゆっくり描きたくなる感じがありました。
良い点
・紙がザラザラしていて風合いが出る
・ノート型なので持ち運びや保管に困りにくい
・100均でも購入できる手軽さ
気になる点
・消しゴムの影響がある
・早くペンを動かすとかすれることがある
向く人
・持ち歩きたい人
・はっきりした絵よりもやわらかい絵を描きたい人
⑤水彩紙
今回使用した水彩紙はウィンザー&ニュートンの「コットマン ウォーターカラーペーパー 中目」です。
紙の凹凸が大きいためか、時々かすれますがゆっくり描けばかすれにくくなります。
良い点
・裏への影響が少ない
・色塗りをするなら、画材やしたい表現によって選びたい用紙
気になる点
・消しゴムの影響が大きい
・かすれる場合がある(早く描くととくに)
向く人
・水彩で色を塗りたい人
・色塗りの際に水彩紙でしたい表現がある
ピグマ vs マルチライナー 紙との相性
今回比較した限りでは、ピグマとマルチライナーに決定的な差があるとは感じませんでした。
消しゴム耐性も再度検証しましたが、差と言えるほどの違いはありませんでした。
細かく見ると、
ピグマの特徴
・黒がやや濃く見える
・インク量がやや多く感じる
マルチライナーの特徴
・速乾性がやや高い
・凹凸のある紙では、少しゆっくり描いた方がかすれにくい
という違いがあります。
ただ、今回の検証でより大きかったのは、ペンの違いよりも紙の違いでした。
同じミリペンでも、紙が変わると描き心地や仕上がりはかなり変わります。
どの紙を選ぶべき?
迷ったら→ ケント紙
ケント紙は滑らかにミリペンで描きたい人に向いています。
1枚あたり10円くらいのA4サイズのケント紙もあるので、ノートやコピー用紙ではないものでイラストを描いてみたい、と考える方には向いていると思います。
インクのりがよくミリペンで滑らかに描ける紙なので、どんな風に彩色したいかの方が決め手になるかもしれません。
線をすぐ擦らないようにだけ、注意が必要です。
コピックも使う→ コピック紙
ケント紙よりもお高めですが、コピックも使用するならコピック紙はきれいに発色するのでおすすめです。
ミリペンとの相性も良く、速乾性も申し分ありません。
練習用→ スケッチブック
持ち運びやすいスケッチブックは、練習用としてもどこにでも持っていけて便利です。
100均でも手に入る手軽さも、補充しやすくて助かりますね。
数多く描きたいなら→コピー用紙
実はコピー用紙も裏写りをのぞけば結構優秀で、コスパが良いのは間違いありません。
ちょっと高い紙にじっくり描くよりも、今は数を描いてうまくなりたい人の練習用としては意外と十分かもしれません。
水彩も使うなら → 水彩紙
ミリペンだけで見ると水彩紙はややかすれやすく、消しゴムの影響も受けやすいです。
ただし、水彩で色を塗るなら話は別。
紙の凹凸や水の含み具合によって表現が大きく変わるため、水彩を前提にするなら水彩紙も有力な選択肢になります。
ミリペンは紙でかなり変わる
ミリペンはどの紙でも描けますが、描き心地や仕上がりは紙によってかなり変わります。
今回の検証では、価格と性能のバランスで選ぶならケント紙、性能重視ならコピック紙がとくに優秀でした。
ただし、色塗りまで含めるなら選ぶべき紙は変わります。
「何を描きたいか」を基準に、自分に合う紙を選んでみてください。
ミリペン選びそのものに迷っている方は、ミリペン比較記事も参考にしてみてください。
また、線の細さで悩むなら太さ比較、下書きを消すことが多いなら消しゴム選びも仕上がりに影響します。





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