ヨシタケシンスケさんの絵本

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おすすめ絵本

「おばあちゃんのぽたぽた焼き」というお菓子のパッケージの絵が、ヨシタケシンスケさんの絵に変わったのも話題になりました。
有名な『りんごかもしれない』は、はじめての絵本だそうです。
ヨシタケさんの魅力は脳内妄想の面白さや、リアルで過度ではない感情描写であると私は思います。
9作レビュー、今後も読んだら増やしていく予定です。

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りんごかもしれない

たったひとつのりんごから、ここまで想像が広がるか?というほどたっぷり。
デビュー作にして代表作、その年の絵本賞を総ナメした大ベストセラー。
多分一番最初に触れる哲学絵本かもしれません。
子どもの頃の突飛な発想力、大きくなるにつれ時間に追われてどこかへ行ってしまいますが、ヨシタケさんは失っていなかったのでしょうね。
目の前のりんごは果たして何なのか、脳内妄想の旅、けれど不思議とリアリティのあるお話です。

もうぬげない

これもいろんな絵本賞を受賞した絵本です。
服が引っかかって脱げなくなっちゃって、このまま過ごしたらどうなるかと脳内妄想の旅です。
その妄想のエネルギーを現実に回せば多分、もう少し状況は改善したんじゃないかと思わないでもないですが、ここがヨシタケさんの絵本の面白さです。
妄想から戻って現実、自分でやりたい子ども心と、冷めた目で見るお母さん。
お母さんに共感を覚えてしまうのはきっと私だけではないはず…!

なつみはなんにでもなれる

なつみちゃんとお母さんの何のマネかを当てるゲームの様子です。
低テンションなお母さんと、予想をはずしてくるマネの絶妙さ。
最終的にまぁまぁ引き込まれているお母さんに至るまで、母の「分かる分かる」が詰まっています。
私はおもしろ絵本7選に選ぶくらい好きです、このバイタリティ素敵です。

おもしろ絵本 | 子育てと本のはなし (igune04.com)

わたしのわごむはわたさない

お兄ちゃんがいる女の子が主人公、ただのわごむ、だけど彼女にとってはだいじなわごむ。
なぜならそれは他のだれかと共有するものではない、自分だけのものだから。
さあ、そのわごむで何をしようと脳内妄想です。
きっとこどもの毎日ってこんな感じ。

なんだろう なんだろう

小学校、中学校の道徳の教科書に掲載したものに、かきおろしを加え再構成した本。
たとえば「がっこう」ってなんだろう、というようなことを考えたりする本です。
色んなことにそれってどういうこと?や自分と他人の思うことは違うのか、というようなことを何かを否定するニュアンスでなく提起する内容になっています。

それしかないわけないでしょう

お兄ちゃんからこれからの世の中大変なんだぞ、と聞いてしまった女の子が主人公。
どうしようどうしようとなるのですが「それしかないわけないでしょう」と脳内妄想。
それいいねってものから、それはお母さんに怒られるやつ…みたいなのまで、色々。
暗いニュースも多いですが、このくらいの感じで過ごせたらいいと思う本です。

ふまんがあります

おとなのズルいところを、もんくをいってやめてもらおうという趣旨の絵本です。
女の子がパパに、大人はこんなところがズルい!と言うと、パパはそれはね…とユーモアたっぷりのお返事をするという内容です。
これいい回答だわ、使わせてもらおう、という内容もありますよ(笑)
これを読んだ我が家の4歳児は、仕事でいつも自分より遅くお風呂に入るパパに「いつもお風呂ちゃんとはいれてる?今日は早めにはいってね」と心配していました。

りゆうがあります

いつも大人に注意されること。
ちゃんと理由があれば、怒られないんじゃない?
お母さんに注意されるたびに「ちがうよ!コレはね」とヘリクツこねる男の子のかわいらしい絵本。
どこかで物事の本質をついていて、言語化はうまくできなくてもそれをする子どもなりの理由はきっとあるよね、と思わせてくれます。

もしものせかい

楽しい絵本ではありません。
何か悲しいことがあったり、どうしようもないことがあった時。
そっと寄り添ってくれる絵本です。
こんな風に考えてみたら、ちょっとだけ楽にならない?という提案のように私は感じました。
大人が読んでも、心をあたためてくれる一冊になることでしょう。

あんなに あんなに

家族の愛しさと現実をつめこんだ絵本。
泣きたくなるほど愛おしいことも、切なくなるほど悲しいことも。
過ごしてきた毎日をつめこんだら、こんな絵本になるんですね。
かつて子どもだった人も、いつか大人になる人も、大事に大事に持っていたくなるような。
タイトルがすべてを物語っています。

にげてさがして

我が子に読ませたい、と読み終わって思う一冊でした。
小さいうちから読んでいいけど、小学生ぐらい、友達との関係なんかに悩んでいたらもう迷わず差し出したい!
最後の数ページなんかは、世界中の子どもを思う親の願いだと思います。
人間関係に悩んだら、大人も読んだらいい。


楽しい絵本のイメージのヨシタケさんですが、いろんな絵本を描かれています。
どの本もどんな時に読んだら良いかが明確なのが良さかなと思います。

最後まで、読んでくださってありがとうございました。

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