長期休みの前後は、変化が苦手な子には生活リズムや見通しが変わるしんどい時期です。
幼稚園や学校での過ごし方と、家での過ごし方は大きく異なるため、特性があったり、変化が苦手な子にはそれがストレスになる場合があります。
この記事は、そんなご家庭に向けて「長期休みの目標」「時間と予定の可視化」「楽しみと安心」の観点から、我が家での取り組みをまとめました。
ひとつでも参考になる物があればうれしく思います。
子どもが不安定になると親も大変
ここで紹介する方法は、基本楽なものではありません。
では、どうして我が家では取り組んでいるのか。
たとえば休み中はのんびり過ごせて良い時間だった、と思っていると先生から「休み明けはのんびりペース」と指摘されたことがあります。
できるだけ、負担のかからない状態で園や学校生活に戻してあげられればと思うようになりました。
子どもによっては、不機嫌が強く出て癇癪っぽくなったりもするようです。

子どもが不安定になると、親はそれを受け止める役割になるので、自分のための工夫とも言えます。
探したいのは親子ともに「ちょうどよい匙加減」
私は完璧な母親にはなれないですし、子どもにも優等生を求めるつもりはありません。
ただ、実生活で困らない程度にはペースについていけるといいな、と思っています。
なので、探したいのは冬休みの間、そして冬休み明けにお互いしんどくならない程度の「ちょうどよい匙加減」です。
正直面倒だと思う場面もたくさんあるのですが、後でどーんと来るよりコントロールして「ちょっと面倒くさいな」を頑張るほうを我が家では選択しています。
まったく心配ない、放っておいても子どもがそれなりにやる、というご家庭では参考になる記事ではありません。
「がんばること」をわかりやすく
1日中一緒にいるとできないことばかりが目についてしまい、つい小言ばかりになっている…と思うことがあります。
できたことはつい見逃して、声をかけ忘れてしまったり。
そんな時に有効な「がんばること」をわかりやすく、そして大人も「子どものできたこと」を確認しやすくなる方法として2つの方法を試しました。
①数をしぼってシールやスタンプ
頑張ることを子どもにもわかりやすく、数をしぼって目標シートを作成し、できた際は毎日シールやスタンプをあげる方式でやってみました。
この方法の良いところは、数をしぼっているので頑張るポイントが明確なことです。
確認する方も集中できるので、もう大丈夫そうだなと思ったら目標を変更することもできます。

②課題は全部出して難易度別でポイント制
思いつく限りの本人の課題を、自分であげてもらいました。
それを一覧表にして、難易度別にポイントをつけました。
とくに苦手なものは高得点に、ちょっと気をつければできそうなものは1点など。
これの場合はチェックと表づくりが大変です。
③シール・スタンプ・ポイントでチェックポイントを
残念ながら、人間「慣れ」が来ると頑張れないこともあります。
賛否両論あると思いますが、ご褒美を設定しました。
シールやスタンプ何個でお菓子、何ポイントたまったら100均で何か1つ、程度の小さなものではあります。
時間と予定の可視化
待ち時間でいつ呼ばれるかわからないとき、待っている間何をしようか迷います。

予定がわからないと、人間は何となく落ち着かないもの。
また、大人は把握できる予定を子どもが同じように全部覚えていられるとも限りません(こどもの方が把握できているうちのようなケースもあるかもですが…)
①冬休みの予定をカレンダーに
まず、冬休み分のカレンダーを印刷し、予定をすべて書き込みます。
帰省や旅行の大きな予定はもちろん、習い事や親の仕事の日、休みの日まで。
我が家では長期休みといえど、1日何も予定がない日は少ないことに気が付きました。
カレンダーに書き込むと、どの日はどのくらい時間がとれそうかの目安がわかりやすくなります。
②1日のスケジュールを自分で作成
長期休みの前に学校で時計の絵に、毎日何をするか書き込んで持って帰ってきます。
でも、毎日予定通りにはいきません。
なので、ザックリでよいので毎日の予定にあわせて、たとえば午前中のうちに宿題と部屋の片づけをするとか、自分で考えてもらいます。
ホワイトボードとマグネットなどがあるとやりやすいです。
③核になるリズムを守る
起床・ご飯・お風呂・就寝といった、生活の基盤になる時間は基本ずらさない方が生活が乱れません。
ここは変えないよう頑張っていますが、お正月の後は乱れやすくなってしまうのが悩みどころです。
大みそかの夜更かしなど、特別な楽しみを否定しない程度にその後を調整しています。

④勉強の時間は家族で同じ空間に
下の子がまだ幼く、宿題がない場合によくある上の子の「下の子は勉強しなくてズルい」みたいなのはあるあるです。
下の子にも簡単なドリルを用意し、私も字がきれいになる教本や、仕事などで一緒に机に向かってみました。
「やらされている」感ではなく「今は机に向かう時間」という雰囲気を醸すと、集中が持続しやすくなったように思います。
楽しみと安心を意図的に入れた
いろいろなやり方を取り入れると「管理されている」と思う子もいると思います。
そういう側面がなくはないだけに難しいところです。
変化が苦手でも、やはり長期休みは多くの子どもにとって楽しみであり、いつも以上に家族で触れ合うチャンス。
楽しみと安心を意図してちりばめていきましょう。
①冬休みの予算を決めて自分たちで計画を
その長期休みにいくら使うかを決めます。
たとえば5000円とすると、そのお金で工作グッズを買うもよし、どっかお出かけしてランチするもよし、どこかに遊びに行くもよしです。
何がしたいかを子どもたちがそれぞれ出し合って、優先順位をつけてどう実現させるか。
親は出資者としてお金の使い道が誰かの希望に偏っていないかのチェックと、実現のための手助け。
そんな風にしてみると、優先順位とお金に対する考え方が少しずつ身についていく気がします。
何からするかで順番を争うようならくじ引きにして、ジャッジは可能な限り避けます。
冬休みは、お正月も含まれる長期休みです。
我が家ではこのタイミングで「お年玉の使い方」についても話すようにしています。
▶お年玉の使いすぎが心配!人気の使い道&貯め方アイデア
②1対1の時間をもつ
常に兄弟姉妹がいる状況になりがちなので、意図的にそれぞれと1対1の時間を持ちたいなと思っています。
お出かけでも良いですし、部屋で短時間のふれあいでも、やったほうが距離が縮まる気がしています。

③ランチをリクエストできる権利
毎日何作ろうって朝から晩までそればっかりになりませんか。
子どもたちに何回かリクエストする権利をあげます。
その日の昼食は考えなくてよいし、少なくとも1人は喜ぶことが確定しています。
その代わり「寿司」とか「ステーキ」みたいな高級なのはなしです(笑)
うまくいかないこともある
当たり前ですが、うまくいかない日ももちろんあります。
せっかく準備した仕組が、空振りに終わったこともあります。
しゃーないです。
今日も下の子は大泣き、でも長い目で見た時には、もしかしたら今日は成長のための1日だったかもしれません。
①イレギュラーな日は予定が崩れやすい
ちょっと珍しい予定がある日や、たとえば冬休みならクリスマス。
それは多少予定が崩れても仕方ないでしょう。
プレゼントもありますしね。
「明日はちゃんとやろうね」と声をかけて、ちょっと崩れるのを許容する日もあります。
パパがいる日はうまくいかない、なんてこともあるかもしれません。
冬休み中に体調不良でなかなか出かけられないタイミングもあります。
家で過ごす時間が増えたときのアイデアをまとめた記事も参考にしてもらえたら。
▶【学級閉鎖】小学生の暇つぶし方法21選 家でできる遊び・勉強・過ごし方
②慣れや飽きはくる
「お、これうまくいってるんじゃない」と思う方法も、慣れや飽きは残念ながらきます。
ずっとうまくいくとは限らないし、今日ダメだった方法が3か月後に効くこともあります。
うまくいかなくなったら「今うまくいかない方法」として、引き出しにしまっておく、そんな気持ちでやっています。
③合わないことも普通にある
シール・スタンプ系は響かない子もいると聞きます。
どの方法も向き不向きは残念ながらあるので、私の持てる限りの工夫をまとめています。
どれかひとつでもヒットしてくれることを願っています。
ダメで元々、くらいの気持ちで試して、うまくいきそうなら頑張っていくのもありだと思います(私はそういうのやります)
冬休みを「うまく回す」よりトータルで「少しラク」を
親も子も少しラクでいられることを、大事にしたいと思っています。
合わないことがあっても、またやり直せばいいので必要以上にガッカリする必要はありません。
正直「毎日喜んだりガッカリしたりの繰り返しが子育て」のように思っています。
そのくらいの気持ちで、私と子どものちょうどよい匙加減を探しています。
この記事では、そんな我が家がやってきた工夫をまとめてみました、何かの参考になって少し楽かもと思ってもらえたら幸いです。



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