先日「朝の支度を早くしたい!」という記事を書きました。
その中で触れた、支度ボードを私なりに自作してみましたので、その写真と支度ボードの効果をあげてみたいと思います。
支度ボードの効果は子どもだけではないんです。
親にも効果があります!
悩んでいる方は是非やってみてください。
子によって効果がないこともあるようです、今やろうと思ってたのに、タイプははまりそうな気がします。
ひとまずやってみないと効くか分かりませんので、お試しで簡易版を作るもありかも?
支度ボードの作り方
支度ボード、市販の物もありますし、ちょっと検索したら素敵な自作ボードがたくさん出てきます!
皆さんマジ器用ですね!羨ましいです!
市販の物に関して、また他の方法の朝の支度に関しては朝の支度を早くしたい! | 子育てと本のはなし (igune04.com)を見て頂ければ嬉しいです。
せっかくなので私の自作ボードの作り方も紹介してみます。
①準備(必要なものを準備しましょう!)
・ホワイトボード
・シール用紙(普通のコピー用紙でも全然OK)
・マグネットタックピース
・マスキングテープ
・はさみ
準備したのは上記の物です。
それと、絵に自信のない私に必要だったのはパソコンとプリンター。
家にあるもので使える物があれば、全然それで良いと思います。
基本パソコン・プリンター以外は100均で揃います(はさみはあるでしょうが)
②作成
お子さんに合わせて用意されたら良いと思うのですが、私はイラスト付きで用意しました。
数年前上の子にも作ったのですが、その時は文字だけで作りました。
今回は皆さんご存知「いらすとや」さんの画像をお借りして作成。
Excelにイラストを貼ってその下に文字を入れる、という作業を延々と…。
磁石のサイズに合わせて縮小したり、結構面倒ではあります。
それをシール用紙に印刷し(普通の用紙で全然良かった。磁石も片側シールでした)はさみで切って磁石に貼ります。
磁石は元々切れているものを使用しました。
貼ったらこんな感じです。
作りが荒いのは見逃してほしいです!
作ってみた感じは、シール用紙がツルツルした感じなのもあって良かったのですが、磁石を動かすこともありはがれてくる感はあります。
ラミネートとかして貼ると、両面テープを貼り変えるので済むのでいいかもしれません。
ホワイトボードには「これからやることリスト」と「おわったことリスト」として縦半分にマスキングテープで区切ります。
横は「あさ」と「ひる・よる」で区切りました。
朝は登園前にやること、昼・夜は降園後にやること。
製作時間は2時間位かなぁ。
一部子どもと一緒にやりました。
③完成、使ってみる!
完成品はこんな感じ。
朝起きた時は全部これからやることリストにあって、終わったら随時おわったことリストに移動していきます。
枠内にあるものは基本毎日やること、枠外はやってもやらなくてもいいけどやったら評価してあげたいこと(普段注意することが多いもの、と捉えても良い)
こんな感じで私は作成しました。
子どもの反応としては、なかなか良いと思います。
いつまで続くかは不明ですが、出だしは悪くないです。
終わったら自分で磁石を移動しに走っていきます。
うんうん、いいね!
支度ボードのメリット
子どものメリットは、タスクの可視化ですね。
何をやらなきゃいけなくて、何が終わっていて何が終わっていないか。
「アレやってないよ、次コレだよ。ソレはいつやるの」
なんて言われたらやる気なくなる、という子の気持ちは分かります。
でも言わなきゃ遅刻するでしょうよ!という親の気持ちも分かります。
作ったらまずお子さんの反応を見てみてください。
やらないようであれば促しの声掛けを。
おわったことリストに移動することを、自ら楽しんでくれたらこっちのものです。
言わなくても自主的にやってくれたら、こんなに嬉しいことはないですね。
やってみると見通しが立ち、やったことが見えて自信にもなります。
一日終わった時に全部おわったことリストに移動していたら気持ち良いですよね、お子さん自身が!
親にもメリットがあるんですよ。
子どもが自分で動いてくれるかもしれないことだけじゃないんです。
できた、できないの可視化です。
まず、できたことを褒めてあげましょう!
できないことは目立つからつい叱ってしまうけども、できることはついつい見逃して(あたり前と通り過ぎて)褒める機会を逃していることも。
できていることはたくさんあるんです。
逐一褒められなかったとしても、その日の夜、次の日の朝、一日分まとめてでもいいから褒めてあげたいですね。
褒めるとあら不思議、何だか気持ちが軽くなります。
子どもにやらせっぱなしでも、親だけがやっていても効果半減な気がします。
できることなら、一緒に、やる。
支度ボードのデメリット
まず、みんなに効果があるとは限りません。
やったけど全然ダメだった、も聞きます。
効果が出てもずっと効果が持続するとも限りません。
何より、手間がかかります!
自作するなら作る手間はもちろんですね。
毎日ボードを確認することも、手間と思えば手間です。
しかも効果が出なかったらあの努力は…という気になりますね。
声のかけ方
私もできていない時はたくさんありますが、それは棚に上げておいて、こうした方がうまくいくというのをいくつか。
・「やりなさい」ではなく「次は何するんだっけ?」「終わってないことない?」と子どもに確認して自発的な行動を促す
・毎回「わぁ、すごいね!えらいね!」じゃなくて良いです。「歯磨きしたね」と磁石を動かすだけでもお子さんは褒められた気になります。
称賛じゃなくても、認めることも大事なんです。
・できなかったことより、できたことにフォーカスする。
できたことを大いに喜び、大いに褒める。
それは決して子どもの為だけじゃない、今までの自分を褒めてあげることでもあると思います。
・課題は課題として把握し、改善できないなら少しでもできるようになる方法を考える。
方法はひとつじゃないので、支度ボードが効かなくてもあまりガッカリしないで!
・飽きてきたら少し方法を変えてみる。この方法で一時うまくいってもこだわらない。
逆に一度ダメでも時間をおけば喜んでやった、ということもある。
北海道の長い冬休みももうすぐ終わりです。
我が家の準備がてら、支度ボードの記事を書いてみました。
支度ボードが響かないお子さんもいると聞きますが、やってみないと効くかどうかわかりません。
あの手この手、親(時には祖父母かもしれません)の心配りは尽きませんね。
自分を褒める、認めてあげることもお忘れなきよう。
皆さんの困りごとが少しでも軽くなりますように!
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