子育て中の怒りのコントロール(子どものイライラ、大人のイライラ)

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子育てに関して

子どもがイライラしている時、ありますよね。

何にそんなにイライラしているの?と思って聞いても、まだ上手に言語化できないことも。

親の方がイライラしちゃって、ついつい怒ってしまって自己嫌悪、なんてこともあるんじゃないでしょうか。

イライラに困ったときに有効な手段として、アンガーマネジメントがあります。

子育て中のあなたに、おすすめのアンガーマネジメント本やゲームを紹介します!

前半は子ども向け本、後半は大人向け本となっております。

子どものアンガーマネジメント

まずはこども向けのアンガーマネジメント絵本と、カードゲームの紹介です。

親も一緒に読んだり、取り組んだりできるといいですね。

なかなかうまくいかなくても、時間をおいて試してみたりね。

ムカムカドッカーン!

フランスでは定番のベストセラー絵本です。

フランスの小学校では定番の1冊。

日本アンガーマネジメント協会推薦書、と帯にあります。

怒ってはいけないのではなく、怒りの感情と上手に付き合うための方法が、物語の中にあります。

主人公のロベール君は、自分の怒りをどうおさめるのでしょうか

親御さんは解説まで是非読んでほしいです。

トゲトゲくんは ね、

こちらも日本アンガーマネジメント協会推薦の絵本です。

トゲトゲくんは、トゲだらけ。

トゲは何のために必要で、トゲトゲした結果どうなってしまうのか。

こどもは絵本だけで終わっても良いのですが、読めるのであれば解説まで是非読んでほしい。

怒ってしまうのは、きっと傷ついているからかもしれないと思ったら、少し怒っている人に優しくできるかもしれません。

そんな絵本です。

みんなの怒りスイッチをさがせ!

こちらはカードゲームです。

今度は監修に日本アンガーマネジメント協会、私協会とは何の縁もゆかりもございません…(笑)

プレイ人数は2~8人で、対象年齢は6歳から。

3通りの遊び方があり、その子の成長によってこっちはできるけど、この遊び方はまだ難しい、ということがあるかもしれません。

グランドルールがあり、人を傷つけない、自分を傷つけない、物をこわさないことを確認してから始めます。

色んな場面での「怒りのできごとカード」があり、回答者は自分にその出来事が起こった場合の怒りの強さを決め、それを周りが推測してあてっこします。

他に、1枚の「怒りのできごとカード」に対し、参加者全員が「ゆるせる」「まあゆるせる」「ゆるせない」の3つから自分の気持ちを選び、せーので指を刺す遊び方。

「大事なこと かいけつしよう」「気にしない ほうっておこう」のどちらかを選び、更に行動カードの中から自分だったらどうするか選んで、理由を説明するというもの。

今実際に起こっているわけではないのでみんな客観視できるし、理由を説明するあたりは普段改めて言語化しないようなところを、お互いに聞けたりして「へえ、そんなこと考えてるんだ」となったりします。

イラスト版 子どものアンガーマネジメント

お子さんが読んでも、保護者が読んで役立てても、一緒に読んでも良いと思います。

大人もそうですが、子どもも勿論注意されるのって嫌なものですよね。

「そんなことはしてはダメだよ」と注意されるよりも、自分の話ではないことでどうすべきかを考えられた方が冷静に考えられます

「遊びに入れてもらえなかった」「約束をやぶられた」等、学校生活でありそうな事例がたくさん。

こうするといいよ、というアドバイス的な面もありますが、考えてみようという書き込むようなページもたくさんあります。

自分で取り組めるようになるまでは、親が一緒に取り組んで書き込んでいけると独自のアンガーマネジメント本になっていくことでしょう。

大人のアンガーマネジメント

今度は大人のアンガーマネジメントです。

親向けの本や、ADHDの人に向けた本もあります。

大人の、と書きましたがどれも読みやすい本だと思います。

文字ばかりの本ではないので、気になることがあれば読んでみてください。

あなたのまわりの怒っている人図鑑

こちら日本アンガーマネジメント協会の代表理事さんが書かれた本でした。

コロナ疲れもあって怒る人が増えている、というような話から(2020年発行)怒りとの上手な付き合い方など。

また、図鑑の名の通りこんな風に怒っている人がいるよ、という事例もイラスト付きでのっていて「ああ、いるいる」と思わず頷いてしまうことでしょう。

また、自分の怒りタイプを診断できるチェックテストもあります。

気を付けなくては!と思います、ちょっとギクッとしちゃいます。

見方、考え方を変えていくことで楽になれます、そういうことも書いてあります。

あまり怒っていると疲れてしまいます、普段から気を付けて「怒りにくい人」になりたいものです。                                                                                                                                  

とっさの怒りに負けない!子育て

こちらは子どもに怒ってしまう親向けの本です。

保育士なのに家ではガミガミ怒りっぱなし…だったという作者の経験談があり、同じようなことで悩んでいる人はちょっとホッとするかもしれません。

また『ムカムカドッカーン!』の絵本と同じように、怒ってはいけないわけじゃないんです。

ルールを守っていれば怒っても良い、ルールとは人を傷つけない、自分を傷つけない、物を壊さないこと

あれ?このルールどこかで聞きましたね?

そう『みんなの怒りスイッチをさがせ!』のグランドルールです。

ちょっとした漫画やイラストも多く、内容的にも読みやすいと思います。


腹が立つのは、頑張っているから」というような肯定的な言葉たち。

まずちょっと頑張ってみよう、と思えるちょっとだけ頑張ればできる体験談。

そしてアンガーマネジメントの方法論や、考え方のヒントなど。

3歳からできるアンガーマネジメントものっています、ゲームっぽくなっているので、子どもも興味を持つと思います(上の子はこれやってみたい、と言っていました)

自分のイライラに悩んでいる人は、きっと少し気持ちが楽になれる本だと思います

ADHDの人のためのアンガーマネジメント

まえがきに、こんな文章がありました。

 皆様にまずお伝えしたいのは、「怒りはあなた自身ではない」ということです。大切なのは、「怒りという感情」と「あなた自身」を分離すること。「自分は今怒っている」と気づくことで、感情とあなた自身は少し分離されます。

『ADHDの人のためのアンガーマネジメント』まえがきより

まず、ADHDとは英単語の頭文字をとった略称ですが、日本では注意欠陥多動性障害、というような表現をします。いわゆる発達障害のひとつです。

脳の機能にアンバランスなところがあり、それ故の特性があります。

人によってどういった特性が強く出るかは違いますが、人とのトラブルが発生しやすかったり、自己肯定感が低くなりやすい傾向があるので、怒らない、周りを怒らせないという意味でもアンガーマネジメントは大きな意味を持ってくると思います。

事例からすると、大人のADHDの人向け、という感じです。

一般的なアンガーマネジメントにプラスα、ADHDの人はこんな特性があるから人よりこんなことが苦手、というようなことが書いてあったり、周囲の人にはこんなことが伝わりにくくて理解を得られないことがあるよ、ということが書いてあります。

実際生活上で困りごとがある方には、実践できることも多いのではないでしょうか(もちろん、実践のための努力が必要です)

もしかしたら、特性のせいで自分の努力不足ではないと分かってホッとする方もいらっしゃるかもしれません。

色んな方法が紹介されています(方法に関しては小学生くらいから試せるものもあると思います)

私もやってみたいなと思うものがいくつかありました、自分の人生をより良くするための方法が増えるに越したことはありません。

アンガーマネジメントの本を読んでみての感想

まず、絵本もアンガーマネジメントの絵本があるのは知っていましたし、本屋でパラパラ見たこともあったのですが、改めてしっかり読んでみて、子どもの頃から当たり前に触れておくのは大事なことだと思います。

誰にでも欠点はあるし、調子の悪い時もあるものです。

そういうものを当たり前とできる風土がもっとあったらいいのに、と思います。

それはやはり、小さな時から触れて、普通に身近であらねば難しいのではと思います。

 怒るというのは苦しいものです。

多くの人が怒ってしまったことを後悔しています。

そして繰り返してしまうことにガッカリすることも少なくないでしょう。

「なんで怒ってしまう」「どうしてまた怒鳴ってしまったんだ」となる。

結果責めてしまう、落ち込んでしまいます。

責めずに「どうしたらうまくいくのか」にフォーカスして考えた方が建設的です。

そのための手段がアンガーマネジメントだと、思いました。

なので、この記事ではアンガーマネジメントの本やゲームをおすすめしています。

また、怒りは二次感情なので怒りの根底には悲しい、不安、悔しい、羨ましい等があるのだと思います。

それが大きくなって耐えられなくなって怒ってしまう、そう考えたら怒ってしまう子どもや、家族や、自分に対しても、少し優しくなれるのではないでしょうか。

傷ついているから怒るんです。

どうか頑張りすぎず、この記事があなたの何かをゆるめる一助になればと思います。

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